2010年8月29日日曜日

絵に会うために



晩年の30年間は家から一歩も出ないで、
絵を描いていたそうです。
そのおじいさんが亡くなって5年後に建てられた美術館も
すでに25年を経ています。
 
豊島区千早の住宅街にあるその美術館へ、
ちょうど機が熟したような予感がして、行ってみました。
 
蟻や鳥、蛙、猫、墨の大書、などなど、すべて脱力系。
 それでいて涙が出るくらい感動するのはなぜでしょう。
 
美術館には、おじいさんが使っていたイーゼルや、
若い頃に引いたチェロも置かれています。

 庭には欅とハゼの木がそよいでいました。

バイバイ、おじいさん、また来るね。






2010年8月26日木曜日

月とネオン

 
「月がとってもきれです」とメールいただき、
水道橋からお茶の水へ歩く。
最初はビルばかりでお月さまがみつからなかったものの、
御茶ノ水ではこのとおり。
ところでこの神田川、都会にすごい渓谷!と思っていたのですが、
江戸時代に土地を削って川を通しているらしい。

東京は、知れば知るほど面白いなぁ。。


(古くは北側の本郷台(湯島台)と南側の駿河台が一続きで
「神田山」と呼ばれていたが、2代将軍徳川秀忠の時代に、
水害防止用の神田川放水路と江戸城の外堀を兼ねて
東西方向に掘割が作られ、現在のような渓谷風の地形が形成された。
同じ頃、その北側にあった高林寺から泉が出て、
この水を将軍のお茶用の水として献上したことから、
この地が御茶ノ水と呼ばれるようになったといわれる。(wikipediaより)

2010年8月20日金曜日

アカシアの花

 
第一生命ビル向かって左の通りに
アカシアの並木がありました。
 
小学校に咲いていたアカシアが
実はニセアカシアだと知ったときはショックでしたが、
東京に来てアカシアを知り、好きな花になりました。
 
甲州街道にも咲いてますね。

歴史のはざま

 
今日は出光美術館に行ったのですけど、
時間があったので第一生命ビルで展示していた絵画を見て、
喫茶室でお茶を飲みました。
 
このエントランス、
GHQ本部があった当時、どのような人が
どのような思いでここを通っていたのでしょうか…。
 
比較的空いていてゆったりした喫茶室で、
ケーキとアイスコーヒーをいただきました。

姿かたちのよい柳

  
「残暑お見舞い申し上げます。」
 
「して、あなたさまは……」
 
「名乗る……ほどの……ものでは……」
  
  
ハッと気が付くと、往来激しいお堀ばた@日比谷でした。

2010年8月15日日曜日

姿かたちのよい百日紅

 
なかなかこういう百日紅にはお目にかかりません。
ふつう、もっと幹がクネっとしてますよね。

階段

 
小石川の共同印刷近くで見つけた階段。
 
なんとなく上まで行ってみたくなります。
今回は時間がなかったけど、次回ぜひ。

2010年8月5日木曜日

百 合

  
白昼の庭のま中に百合咲けばひた立ちつくす息をひそめて
 
 
 
同じく@根津美術館

2010年8月4日水曜日

藤 棚

 
家に帰ってからこの写真をデスクトップに置きました。
 
仕事に疲れたらヨッコラショとウィンドウの中に入り、
 
ここで昼寝をしようと思います。
 
寝過しているときは起こしてください。
 
できればメールで、お茶とお菓子を添付して……。
 


@午前の根津美術館

2010年8月3日火曜日

虹を織る蜘蛛

投稿を公開
 

私の蜘蛛への関心は、小学校のときに読んだ『緑の館』(ハドソン)に始まります。
アマゾンの奥地に住むリーマという少女の服は
薄くて軽くてとても美しく、彼女に出会った青年が不思議に思って尋ねると、
リーマは実際に蜘蛛がその衣を織る様子を青年に見せます。
私はこれでハマりました。
そしてそんな布を織る蜘蛛を今も探し続けています。

 
このようなページが…。

*

芥川龍之介の短編『蜘蛛の糸』では、
お釈迦様が極楽から蓮池の底の地獄に、
救命ロープの代わりにクモの糸を垂らす。
ぼくはこの話を中学の国語で習ったが、
その時の友人の質問と教師の回答が秀逸であった。
「先生、蓮池のハスはどこから生えているのですか」
「それはあの世の神秘である」。

 また、博物学者で小説家のハドソンの南米を舞台にした小説『緑の館』(1904)には、
クモの糸で紡いだ服をまとった妖精のような少女が登場し、
世界中の男の子がクモ嫌いを棚にあげてそのロマンチシズムに酔った。


アメンボ


去年に引き続き、アメンボを激写してきました。


それにしても、アメンボは濡れないのかな。。