晩年の30年間は家から一歩も出ないで、
絵を描いていたそうです。
そのおじいさんが亡くなって5年後に建てられた美術館も
すでに25年を経ています。
豊島区千早の住宅街にあるその美術館へ、
ちょうど機が熟したような予感がして、行ってみました。
蟻や鳥、蛙、猫、墨の大書、などなど、すべて脱力系。
それでいて涙が出るくらい感動するのはなぜでしょう。
美術館には、おじいさんが使っていたイーゼルや、
若い頃に引いたチェロも置かれています。
庭には欅とハゼの木がそよいでいました。
バイバイ、おじいさん、また来るね。
こちらが豊島区立熊谷守一美術館HP