2011年4月30日土曜日

poco a poco

  
目白の、とあるお屋敷の、庭の端の方(=道に面している)
 に咲く藤の花。
 野生の姿が美しくて、自転車急停車。
 

話は変わりますが、地震以降作っていなかった短歌を
そろそろ詠みはじめなくては、と思い、
 電車の中でつくりました。
poco a poco 少しずつ…。
  
  
 
消灯の電車が闇(くら)き駅に入るとき撫づる本の面(おも)かも
 

2011年4月22日金曜日

八重桜


   
潔く散る一重の桜が好きだったのに、

いつの頃からか ぽってりした八重桜も好きになっている。
 
  
少しずつ身についていく老いの仕度、たとえば
  
悲しみを数えるかわりに 歓びの数をかぞえることなど。
  

2011年4月15日金曜日

風の強い日に

 
風の強い今日という日に、師と仰ぐ先生が遠くへ旅立たれた。
 
風の一字を雅号に入れておられた先生は、
文字通り風になられたに違いない。

そんなことを考えながら桜並木の道を歩いていると、
一陣の風に花房が落ち、私の肩を叩いた。
 
「あ、先生!」
 
見回すと道のそこここに八重の花房が落ちている。
それらを集めて持ち帰り、グラスに挿すと、
花は少しの生気を帯びはじめた。

 
  
 
今夜想う先生のこと、
風の音を聞きながら、
花の香りをかぎながら。
  
  
  

2011年4月11日月曜日

切っても切れない仲

 
それは学校と桜。
 
懐かしい感じがするのでアップしておこう。

2011年4月9日土曜日

某日

 
もう桜も満開だというのに、ピーちゃんときたら

「ありがとウサギ、まださむいネコ」などと申しまして。。



2011年4月7日木曜日

 
「まぁそこのベンチに腰掛けて、
桜の花でも見ていかないか」と街灯が言った。

記憶

お祖母さんの背中で見た街の景色は忘れても、
 
背中のぬくもりと桜の花の色は忘れないよ、きっと。

実の成る木の花

 
Optioさんが調べてくださいました。アオキの花だそうです。
 
あんなに実はよく知っているのに、
花にはまったく気づかず過ごしてきた幾歳月。
 
これからもっとお近づきになりましょう。

2011年4月1日金曜日

芽吹く

  
光の方へ