2010年8月29日日曜日

絵に会うために



晩年の30年間は家から一歩も出ないで、
絵を描いていたそうです。
そのおじいさんが亡くなって5年後に建てられた美術館も
すでに25年を経ています。
 
豊島区千早の住宅街にあるその美術館へ、
ちょうど機が熟したような予感がして、行ってみました。
 
蟻や鳥、蛙、猫、墨の大書、などなど、すべて脱力系。
 それでいて涙が出るくらい感動するのはなぜでしょう。
 
美術館には、おじいさんが使っていたイーゼルや、
若い頃に引いたチェロも置かれています。

 庭には欅とハゼの木がそよいでいました。

バイバイ、おじいさん、また来るね。






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